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Yuta Segawa live at smt "DOTMOV FESTIVAL", Sendai 07/11/04 (sun)
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SET LIST
guitar solo improvisation
10:00 - 20:00 (Installation / Live)
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DOTMOV FESTIVALは未知なる才能と出会う機会を目的としたイベントである。
未知なるもの-----いままで見たことがないもの、体験したことがないものに遭遇することは、日常に新しい可能性の世界が広がっていることを気づかせてくれる。今日のデジタル・テクノロジーはまさに私たちの表現の可能性を広げ続けているものと言えよう。もはや常人には理解できないほど、複雑になりつつも、究極には0と1に還元されるという意味で単純なものでもあるデジタル・テクノロジーは、すべての会場とインターネットを通じて等しく映像作品を見られることからもわかるように、完全な複製=同一の体験を可能にしたかのように思われる。
それと同様、ライブとはいえ、ラップトップ・マシン、そしてアンプとスピーカーを通じて耳に届く電子的な音楽は、一見(一聴)すると、そのテクノロジーの産物として誰もが同じ体験が可能な表現のひとつといえるのかもしれない。しかい、はたして私たちはその場を通じて、必ずしも同じ体験をしていると言えるのだろうか。
四半世紀あまり前のことだが、ある哲学者と音楽家との対話の中で、頭のなかで聞こえる音楽について触れられたことがあった。それはおおむね次のような話である-----たとえば譜面上で作曲しているとき、音楽家は自分の"頭のなかで”音楽が聴こえるというが、実際には自分自身の身体から離れた場所にいるとイメージした演奏家や発信源からの音を聴いているのではないか---。たしかに、音楽家でなくとも私たちが何かの音楽を思い出すとき、おそらくその多くは、聴衆としての自分が音の発信源に向かい合ったイメージを想像したものになるであろう。
今回、せんだいメディアテーク・オープンスクエアという独創的かつ柔かく人々に開かれた空間で演奏を試みる瀬川雄太は、ミュージシャンであると同時にサウンドエンジニアでもある。芸術家であり技術者でもある彼にとって、音楽/音を創作することとは、あるメロディやリズムを作り出すことでもあり、ある音の位相空間作り出すことともいえる。私たちが頭のなかで映像化する音楽体験を、物理的な現象として取り扱うプロフェッショナルでもあるのだ。
この空間で、人々はそれぞれ独立した音を発する複数のスピーカーが配置されたなかを自由に歩き回ることができる。彼の指先が奏でるギターの有機的な音から、デジタルに繰り返すループの波までが溢れる空間に身を漂わせる体験は、一人ひとりがたたずむ場と瞬間ごとに自らミキシング(複数の音源の音を、バランスをとったり組み合せを変えたりして一つの音のまとまりにまとめる操作)した音楽を聴くことにほかならない。瀬川は、空間のなかでミックスされ、聴く人それぞれに完成される音楽を作り出そうというのである。【小川直人 / せんだいメディアテーク】
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